世界にチャレンジする際のパートナー選びの秘訣 C Channel 森川社長(第5話)

2018.07.31

C Channel社は、ファッション、コスメ、料理などで月間再生数6億回の日本最大級の女性向け動画メディア「C CHANNEL」を展開。 20〜30代女性からの多くの支持を集め、中国をはじめとするアジア各国(計9か国)における再生が半数を占めている。 そんなC Channel代表取締役社長 森川 亮氏に、起業家に必要な素養、組織作りなどについて聞いた。(全5話)

パートナー選びはトップを見る

——国内外で、様々な企業との提携を積極的に行なっている印象です。信頼できるパートナーの見極め方と、相手を本気にしていく秘訣を教えください。

当たり前ですが、なるべくその業界・地域で一番うまくいっている会社と組みたいと思っています。全てが新しいチャレンジとなる我々が組むには、ある程度余裕がある会社じゃないとスピード感を持ってチャレンジできません。

その上で、パートナーを本気にする秘訣は、会社のトップと会ってコミュニケーションすることです。トップの意見や考えている戦略を聞いて、それが我々とマッチしているかを確認する。そして、一緒にやっていきたい場合はトップが本気になってくれるよう、説得して巻き込んでいく。トップが本気になっていれば、仮に少々上手く行かないことがあっても、すぐに改善策を実行してくれます。

——重要なパートナーである株主を選ぶ際に意識されてきたことをお教えください。

創業時のファイナンスは、IT業界で力のある方々に出資いただこうと思っていました。

次のファイナンスでは事業シナジーを意識し、メディア関連の事業会社の方々に株主になっていただきました。

信頼できるパートナーと共に世界へ

——直近、中国最大手VCであるLegend Capitalからの調達も発表されました(過去記事リンク

Legend Capitalからの資金調達も事業シナジーの文脈です。

中国という国はある意味私の弱点でした。アジア全般での成功経験はあるものの、中国だけはありませんでした。何度か苦しめられた経験はありますが。(笑)

これは中国のみならず、アメリカやインドといった大きな国の特徴かもしれませんが、彼らは現地に根付いた企業を重宝する傾向にあります。そういう意味では、海外展開はVCを含めたパートナー選びが鍵になります。

——海外のパートナーはどのように見つけて来られたのでしょうか?

海外展開を始めた際に、ちょうど私の本を出版しました。そこで、まずは出版イベントで現地に入っていって、そこに参加していただいた私を信頼してくれている人の中で、一番成果が出せそうな人と組むという感じで始めました。

ですので、パートナーは、組む前からお互いに信頼関係があって、私のこともよく知ってくださっている人を選びました。このやり方はなかなか真似できないかもしれませんが、トップ同士が信頼関係で結ばれていることが重要だと思います。

新しいメディアの形で、世界を獲る

——創業時から世界展開を積極的にされている印象を持っています。

新しいメディアの形はまずは若い人から広がるので、若い層をターゲットにしなければなりませんでした。しかしながら、日本は若い世代が少なく、市場が小さいため、若い人向けで大きくいくならば、当然世界にも出していく必要がある、というのが大前提になっています。

日本企業が海外展開をする際によくやるのが、海外経験のある日本人を採用して送り込むというやり方です。しかし、それでは時間がかかるので、我々は最初から現地パートナーと組んでスピード重視でやる戦略をとっています。

デジタル時代の「メディアコングロマリット」に

——今後、達成したいビジョンをお聞かせください。

もともと、初めて資金調達するときにも、事業計画らしきものは作りませんでした。ひたすら「タイムワーナーやディズニー、ニューズ・コーポレーションのようなメディアコングロマリットを作りたいので、お金を出してください。」という想いだけを伝えたんです。今もその気持ちに変わりはありません。

いま挙げたようなメディアコングロマリットはアナログ時代のメディア企業ですが、デジタル時代のメディアコングロマリットになりたいと思っています。

——最後に、読者に向けてメッセージをお願いいたします。

いろんなベンチャー、いろんな起業家がいると思いますが、我々は、こじんまりとはせず、大きく世界を変えるようなベンチャー企業を作っていきたいと思います。

もし今、小さい事業で悩んでいる方は是非ジョインしていただきたい。ぜひ我々と一緒に大きな夢を叶えたいなと思います。お待ちしています。

 

 

>C Channel公式HPはこちら

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筆者 下平 将人

筆者 下平 将人

法律事務所、LINE株式会社の社内弁護士(リーガルカウンセル)、新規事業開発を経てDIに参画。DIでは、ベンチャー投資、投資先の経営支援に取り組み、投資先企業の社外取締役等を務める。東京弁護士会所属弁護士。Arts and Lawに所属しクリエーターの無料法律相談を担当。チャレンジングな事業領域に挑戦する起業家と汗をかき、共に理想を追い求め続ける存在でありたい。

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