リーダー自ら「背中で牽引」し、世界で事業を成功させる AnyMind Group 十河宏輔CEO(第2話)

2016年の創業以来、「AIテクノロジー」を軸に世界13拠点に事業を展開し、グローバルカンパニーとして飛躍的な成長を遂げているAnyMind Group(エニーマインドグループ)。同社は2018年10月にLINE、未来創生ファンド、ドリームインキュベータ等から約15億円の資金調達を実施。CEOの十河宏輔氏に、2017年9月のインタビューに続き、今回は事業拡大のポイントや今後の展望などについて聞いた。(全5話)

「ゼロイチ」立ち上げはスピードが命

――御社は新規事業をグローバルで次々と成功させていますが、「ゼロイチ」立ち上げのポイントは何でしょうか?

「ゼロイチ」の部分はすべて私が企画し、意思決定をしています。このフェーズでは意思決定のスピードを早くすることが何よりも重要だと思っているからです。

その上で、PMF(Product Market Fit)の見極め方は、企画する私自身も直接お客様のところにお伺いして、ニーズの検証をしています。プロダクトを本格的に作る前にプロトタイプを使っていただき、必要とされる機能の洗い出しを行う場合もあります。

特にBtoBサービスはお客様の声が重要です。実際にお客様のニーズを確かめた上で素早く意思決定を行い、プロダクト開発を行うようにしています。

 

―― 十河さんご自身が企画されるとのことですが、企画をする上で意識されていることがあればお聞かせください。

私は常に世界中のビジネスモデルを研究しています。上場企業であれば決算報告書などを欠かさず読んでいますし、スタートアップで資金調達しているような会社もウォッチしています。

ポイントは「なぜこの会社は伸びているのか」の本質を見極め、自分なりに整理すること。これを癖づけていれば、新しい事業アイディアは無数に生まれてきます。

その中で我々の持つリソースと照らし合わせて、取捨選択することを絶えず行っています。

 

立ち上げ初期は社長自らが「背中で牽引」する

――企画力もさることながら、御社は「実行力」も秀でている印象です。

おっしゃる通り、新規事業に関してはすべて私の直下に部隊を編成しているので、圧倒的なスピード感を持って実行しています。その上で、ある程度事業が軌道に乗ったタイミングで事業責任者に任せる、ということを繰り返しています。

私自身が企画から実行の部分を誰よりもスピード感を持って牽引することで、会社全体の「実行力」を高められるように意識しています。

 

――マーケティングとHRテックは、一見かけ離れた領域のように思えます。両サービスを同時に展開するのはスタートアップにとっては負担が大きいのではないでしょうか?

いえ、既存事業とシナジーのある、もしくはリソースが活かせる領域に戦略的に新規事業を展開しています。

まず全事業に共通しているのが「AIテクノロジー」を活用していること。会社の事業全体を見る横串機能として「データサイエンスチーム」を置き、データ分析を行なっています。

アドテクの「AdAsia Digital Platform」とインフルエンサーマーケティングの「CastingAsia」ではマーケティング軸で共通したデータ分析が行えます。

そして、HRテックの「TalentMind」ではインフルエンサーマーケティングで培った「人の分析」ノウハウが横展開できます。

また、現在はBtoB事業のみを行っているので、既存クライアントが新規事業のクライアントにもなり得ます。アジア全域に優良クライアントを持つ我々だからこそ、一気にサービスを拡販することができます。

このように、一見かけ離れているように思える事業でも、データサイエンスや営業の観点から見るとかなり共通しています。今後も「AIテクノロジー」と「グローバル展開」という我々の強みを活用して、新しい成長事業をどんどん立ち上げていきたいと思います。

 

 

>第3話「創業2年半で社員数360名超。急拡大する組織の熱量を維持する方法とは」に続く

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著者 堀田 慶介

著者 堀田 慶介

著者 堀田 慶介

早稲田大学理工学部を卒業後、株式会社NTTドコモに入社。 NTTドコモでは、SI事業のプロジェクトマネジャーとして、金融・医療業界を中心にソリューション提案/開発業務に従事。その後、法人向けブロードバンドサービスの戦略策定業務を経てDIに出向。DIでは国内ベンチャーへの投資、事業支援に取り組む。

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