誰もがやりたいことを実現できる世の中をつくる READYFOR 米良はるかCEO(第4話)

「誰もがやりたいことを実現できる世の中をつくる」というビジョンのもと、日本 初・国内最大級のクラウドファンディングサービスを運営するREADYFOR株式会社。2018年10月には、初の外部調達も実施。今回、同社の創業者 兼 代表取締役CEOの米良はるか氏に、起業家の素養や事業創出の秘訣などについて聞いた。(全4話)

「競合」は市場を創る「仲間」でもある

ーー「日本初のクラウドファンディング」を立ち上げられたのち、今では多くの競合が登場しているように思います。差別性についてはどのようなポイントを意識されていますか?

すでに10兆円あるような巨大市場であれば別ですが、クラウドファンディングのような新興領域は市場全体が盛り上がることのほうが重要です。ですので、現段階では競合は意識しすぎる必要がないと考えています。

それを前提にお話すると、クラウドファンディングのサービスは大きく「金融型」と「非金融型」に分けられます。

「金融型」に当てはまる不動産投資や融資を目的としたサービスが最近勃興していますが、我々の競合にはなりません。それらにお金を出すユーザーのモチベーションは金銭的リターンであり、Readyforとはまったく異なるからです。

一方でReadyforが当てはまる「非金融型」というくくりで見ると、大手数社がシェアを取り合っている状況ですが、目指すベクトルが各社 異なります。

我々が目指しているのは既存の金融の仕組みでは流れにくい領域にお金を流す仕組みづくりです。これは他社にはないコンセプトですし、クラウドファンディングは手段のひとつに過ぎません。

ですので、各社と競合する意識よりも、協力する部分は協力するよう意識しています。

 

ーー協力とはどのような部分でしょうか?

「攻め」の部分では市場を盛り上げ、全体のユーザーを増やすためのPR的側面です。クラウドファンディングという名前は普及したとはいえまだまだ新しい市場なので、開拓余地が大きく存在していると思っています。

一方で「守り」の部分では、クラウドファンディングが安全安心なサービスとして機能するよう、業界ルールの取り決めや関連省庁との折衝などを行なっています。

「日本初のクラウドファンディング 」サービスとして業界の健全な発展に貢献できるよう、これからも活動していきたいと思います。

 

挑戦者にとっての「ゲートウェイ」になりたい

ーー最後に、今後の展望についてお聞かせください。

私たちは「誰もがやりたいことを実現できる世の中をつくる」というビジョンと、「想いの乗ったお金の流れを増やす」というミッションを掲げ、挑戦者をどんどん増やしていく社会をつくっていきたいと思っています。

昨今はベンチャーに投資資金が集まるようになってきていますが、短期間に急成長を志向する企業に偏ったお金の流れになっています。

イノベーションが長期間かけて起きる業界はたくさんありますし、急成長をせずとも、社会の課題解決に挑戦する人たちはたくさんいます。     これまでReadyforでプロジェクトを実行された社会性の高い活動をされている団体はもちろんのこと、先端研究や医療、地方創生なども、まだまだ資金不足で悩む方が多いのが実情です。

そういった方々に、テクノロジーを活用した新しい仕組みでお金を流していきたい。そして挑戦者たちが資金に困ることなく、ダイナミックに社会変革ができる世の中をつくっていきたいと思っています。

 

ーーベンチャーナビの読者である若手起業家、起業家予備軍のみなさんにもメッセージをお願いいたします。

今の世の中は挑戦したいと思う人にとって、挑戦がしやすい社会になってきていると感じています。

私たちもReadyforを通じて、本当にやりたいことがある人たちに、その挑戦を諦めずにスタートしてもらえるよう一緒にサポートする     立場になっていきたいと思っています。

私自身、この大きなビジョンを掲げてやろうと決断したのは、実は起業を決めたタイミングではありません。経営しながら、自分が本当にやりたいことが定まってきたと思っています。

なので、もしやりたいことがあるならすぐに挑戦してほしいなと思います。嫌だったら途中で辞めてもいいし、本当にこれが自分が人生をかけてやりたいことだと思うなら、諦めずに最後までやりぬいてほしい。

そういう人たちが輝く社会をつくっていけるように私も頑張っていきたいと思うので、一緒に頑張っていきましょう。

 

■読者のみなさんへのメッセージ

 

 

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著者 伊藤紀行

著者 伊藤紀行

著者 伊藤紀行

早稲田大学政治経済学部卒業、グロービス経営大学院経営学修士課程(MBA, 英語)修了。楽天に勤務後、EdTechベンチャーの東京オフィス立ち上げに参画。法人向け事業の急成長に貢献。その後グロービスにて英語MBAプログラム Japan Accountのリーダーとして、個人向けマーケティングと事業開発を担当。現在DIでは国内のスタートアップへの投資・上場支援を行い、志高い起業家への経営支援を通じて日本経済の活性化に取り組む。週末を中心にビジネススクールで思考領域の講師も務める。

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