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年間1000名超を採用。圧倒的採用力で急成長企業を作る方法 SHIFT 丹下大社長(第3話)

「無駄をなくしたスマートな社会の実現」を目指し、あらゆる領域の企業に対してソフトウェアの品質保証・テストを提供する株式会社SHIFT。2019年度「証券アナリストによるディスクロージャー優良企業選定」において新興市場部門第1位の優良企業に選出されるなど、投資のプロからも注目を集める急成長企業だ。そんな同社を牽引する丹下大 代表取締役社長に、起業家にとって重要な素養、成長事業の創り方などについて聞いた(全5話)

「確実に勝てる」状態を作るのが経営者の使命

ーー御社はソフトウェアテストという領域で圧倒的No.1の実績を誇られております。事業の競争優位性を確保する上で意識していることをお聞かせください。

あまり競合他社は気にしていません。誰が来ようが「確実に勝てる」状態を作ることを意識しています。将棋で例えるなら、「相手のコマの数が半分になって、あとは誰がやっても勝てる状態」を作るということです。

私は社員に「電話機を手に巻きつけてテレアポ」みたいな根性仕事はさせたくないですし、努力したらした分だけ伸びることしかやりたくありません。

例えば、マーケットが無いところでどれだけ頑張ったとしても事業は伸びないので、結果的に努力が無駄になり、みんなが不幸になりますよね。

極論、「毎日ぼーっとしていても売上が上がる」くらいの状態を経営者が作らないと、組織みんなが不幸になる。なので「確実に勝てる」状態を作ることを強く意識しています。

 

ーーとはいえベンチャーには難易度が高いことと思います。どのようにすれば「確実に勝てる」状態を作れるのでしょうか。

お客様が喜ぶこと、つまり高い品質のものを安いコストで提供すること。これがすべての商売の基本であり、それを愚直に実行するのみです。

SHIFTも創業当初は「ソフトウェアテストを外注する」なんていう概念が業界に無かったので、なかなか受け入れてもらえませんでした。しかし「ローコストオペレーション」でコスト削減を追求し、「人材の質」「ノウハウ」「プラットフォーム」で質を高め続けた。

結果的に面白いと思って使ってくれる会社が現れ、それをきっかけに営業しなくても勝手に依頼が舞い込み続ける状況になっていきました。

ですので、競争ではなく、お客様が喜ぶことにフォーカスすることが大切です。

 

「年間1000名超採用」の舞台裏

ーー「人材の質」という面でいうと、御社は年間1000名以上の従業員を採用するなど、圧倒的な採用力を武器にされています。人材採用において意識されているポイントは何でしょうか?

弊社は日本でも指折りの「採用力」を誇る企業だと自負しています。

よく「それは事業が急成長しているからだ」と言われたりするのですが、それは違います。私たちは採用したいペルソナがどのような人で、彼らを採用するために何ができるか、ということを誰よりも知恵を絞り、実行してきているのです。

例えば、お金もブランド力もある大手ITコンサル会社は、採用エージェントに年収の60〜80%もの紹介フィーを払っていたりします。資金力で劣る私たちは30%程度しか払えませんから、普通にやっていては優秀な人材を回してもらえません。

そこで人材紹介エージェントにヒアリングを実施し、私たちにできることを考えました。

例えば、選考リードタイムが大手は45日ほどかかる所を、弊社は3日にしました。そうすることで月末に売上ノルマを達成したいエージェントが私たちに紹介案件を回してくれるようになったのです。

 

ーーエージェントにヒアリングまで実施されたのですね。

これは営業と一緒です。相手の心理を理解した上で、丁寧にリレーションを築き上げ、課題解決策を提示する。

「人材の質」が弊社の価値の根源だからこそ、人材採用には一切妥協しません。知恵を絞り、実行する。この愚直な努力が私たちの「採用力」の源です。

 

 

>第4話「「遠心力」と「求心力」を最大化する“ONE SHIFT”の戦略」に続く

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著者 伊藤紀行

著者 伊藤紀行

著者 伊藤紀行

早稲田大学政治経済学部卒業、グロービス経営大学院経営学修士課程(MBA, 英語)修了。楽天に勤務後、EdTechベンチャーの東京オフィス立ち上げに参画。法人向け事業の急成長に貢献。その後グロービスにて英語MBAプログラム Japan Accountのリーダーとして、個人向けマーケティングと事業開発を担当。現在DIでは国内のスタートアップへの投資・上場支援を行い、志高い起業家への経営支援を通じて日本経済の活性化に取り組む。週末を中心にビジネススクールで思考領域の講師も務める。

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