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先達に学ぶ -第2回 メガベンチャー創業者の内面-

「起業ノウハウ」について

皆様、こんにちは。

国内ベンチャー投資ファンド・DIMENSION(ディメンション)の代表取締役の宮宗(みやそう)と申します。私共の起業家向けメディアDIMENSION NOTE(ディメンション ノート)に目を通して頂き、ありがとうございます。

私自身2002年からスタートアップへの出資・支援を行うようになり、累計9社の上場/MBOに携わってきました。また19年間で様々な起業家や経営者と仕事をしてきましたが、経営はある事を行えば必ず成果が出るという単純なものではありません。一方、自分よりステージが上で上手く経営推進・事業拡大されている企業や起業家・経営者の方からの「学び」、そしてその「具現化」を継続していれば、成果出しの確度は高められると、数多くの起業家を見てきた専門家として確信しています。

先月2021年4月から、DIMENSIONメンバーが定期配信を始めた「起業ノウハウ」では、次の5点を中心に取り上げていきます。

 
  • 起業
  • 増資・融資
  • 組織作り
  • 経営推進・事業拡大
  • 上場

 

今回は、ソーシャル・ネットワーキング・サービス「mixi(ミクシィ)」やソーシャルゲーム・アプリ「モンスターストライク(モンスト)」という、多くの方が名前を聞いたことがある大ヒットサービスを2つ世に送り出した会社の創業者で、直近は自ら企画・開発した家族向け写真・動画共有サービス「みてね」(世界150ヵ国以上で展開、2021年3月31日時点で利用者数が1,000万人を突破)を手がけるmixi創業者・笠原健治さんの内面について、私が笠原さんとやり取りさせて頂いている範囲でご紹介します。

笠原さんの「ブレない軸」と「一貫性」

笠原さんに私が最初にお会いしたのは、2006年。
SNSのmixiが大ヒットし、そのまま2006年9月に東証マザーズに上場。上場のお祝いを兼ねた席で、笠原さんにこれから何をしていきたいか質問した際、以下のようなニュアンスで答えられた事を今でもはっきり覚えています。

  • 「世の中の多くの人が喜ぶサービス・プロダクトを手掛けるのが一番うれしい」
  • 「できれば、一生そのことに取り組みたい」
  • 「今は社長だが、違う形の方がうまく進められるなら、その選択を選ぶかもしれない」

 

当時から15年近く経ちましたが、笠原さんはこの3つのいずれも具現化されています。

笠原さんからは色々な事を学ばせてもらいました。その中で、印象深いことを1つご紹介します。

 
 
  • 周囲の評価や期待に合わせるのではなく、自身の経験からねじりだした「ブレない軸」と「一貫性」を持つことが、起業家やリーダーにとって非常に大切

 

「ブレない軸」や「一貫性」を持つことは、将来考えつかないような結果をもたらす要因だとも思っています。この2つが、多くの方から支持を得て臨界点をこえると、大きな事業や成果につながる。そんな構造になっていると確信しています。

笠原さん流、事業立ち上げ時に押さえる3つのポイント

2006年からのご縁もあり、2020年12月に開催したウェビナーDIMENSION Conference2020で、笠原さん(写真左)、早稲田大学大学院経営管理研究科 早稲田大学ビジネススクール教授の入山章栄先生(写真中央)と登壇させて頂きました。

そこでメガヒット・サービスを多く手掛ける笠原さんが、事業立ち上げ時に押さえるポイントを語ってくれました。結論は以下3つです。

  1. 時代の大きな変化を捉える事
  2. ネットワーク外部性があるかどうか
  3. 「使い始める理由」と「使い続ける理由」が十分あるかどうか

 

1つ目は、以下のように笠原さんは話されています。

今振り返ると学生時代に立ち上げた「Find Job!」(1997年)はインターネット創世記、「mixi」(2004年)はガラケーで常時接続できる環境が生まれた時期、「モンスターストライク」(2013年)はスマートフォン普及時というように、すべて「時代の変化」と共に躍進しました。

家族アルバム「みてね(2015年)」もおじいちゃん、おばあちゃん世代がスマートフォンを使い始める変化を捉えたからこそ、ここまでサービスを伸ばせたのかなと感じています

いま自律型会話ロボット「Romi(ロミィ)」という事業をやっていて、こちらはAI・ディープラーニングの技術進歩に合わせてプロダクトを発想した、技術ドリブンの事業になっています。

2つ目、3つ目もDIMENSION Conference2020で笠原さんがお話くださっています。詳細知りたい方は、その記事もご確認ください。

 

DIMENSIONは、「真摯に経営に向き合う起業家」への出資・支援に取り組むことで、より良いスタートアップが生まれる社会づくりに貢献していきたいと活動しています。次回も、事業を大きくされた起業家のエピソードをご紹介します。

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